★青森、秋田では積雪が70㎝以上のところもあるとか。
飯田も寒くなりました・・・・。 森竹です。
こう寒くなるとふとん屋の私ですら”暖かいふとん”が恋しくなります。
コタツやストーブを出したお家もありますよねきっと。当家はまだ電気ストーブ1台で耐えています(^^)しかも老犬用に・・・・・
冗談はさておき、羽毛ふとんのご使用方法で”毛布との合わせ方”を意外と存じない方がいらっしゃいますので、より暖かく使えるご使用方法をお教えいたしますね。
「毛布は羽毛ふとんの上に掛けてくださいね」と聞いたことありますか?
聞いたことはあるけど、毛布はふとんの下って決まってるでしょ・・ごもっともです。
でも羽毛ふとんの場合は少し違うんです。
皆様ご存じの通り羽毛ふとんの特徴は保温力が高いこと軽いこと、しかしもう一つ。
熱伝導率が高いんです。
わかりやすく言いますと、羽毛ふとんに手のひらを当てて5秒もすれば体温が伝わって暖かくなります。綿わたや羊毛、ポリエステルわたのふとんの場合、もっと時間がかかるんです。
ですからおふとんに潜り込んだときにカラダと羽毛ふとんの間に何もない方が、おふとんが直ぐに暖まるって言う理屈です。
それと、上にかける毛布の意味合いは、取りあえずお鍋と鍋のフタを連想して下さい。
火を止めて鍋を放置したときに、フタをした場合と外した場合どちらが早く冷めますか?
フタがない方ですよね。これと同じ理屈です。
保温力の高い羽毛ふとんでも、体温から伝わった暖かい空気はどんどん上に抜けていってしまいます。
ですからフタ(毛布)をすれば暖かい空気が抜けにくくなり、結果的にはおふとん全体の保温力がより保たれるっていうことなんですね。
例外もありますので参考までに。
毛布でも、シルクやウール、カシミヤ、キャメル・・・など獣毛100%の毛布はやはり熱伝導率が高く、綿毛布も薄くできていて肩・首まわりをサポートするので羽毛ふとんの下に入れても問題ないと言われています。
また、寝室が温度管理されていて寒くない状態(ホテルなどみたいな)のお部屋であれば、おふとんに入る時にそもそも寒くないので、毛布が上でも下でも構いません。
ただ個人の主観により当てはまらない場合も勿論ありますから、実際に試してみてくださいね。