当店のホームページでページビューの多いブログ(2013年9月22日)の改定版を掲載いたしますので皆さんの参考になれば幸いです!
★よく聞かれます。まとめましたのでご参考に!
◎西川㈱のエアーシリーズと昭和西川㈱のムアツ布団は、どちらも凹凸形状の特殊ウレタンを使用し「体圧を点で支える」タイプの健康マットレスです。
◎歴史
●ムアツふとん:1971年に長期入院患者用の床ずれ防止用マットとして開発され、全国各地の病院で使用されました。当店でも飯田市立病院に定期的に納品しておりました。その後特許期間が過ぎると各社で類似品を発売しています。
現在、西川㈱では「ムアツ布団」は製造も販売しておらず、昭和西川㈱が販売しています。
※昭和西川㈱は、現在の西川㈱とは独立した別企業で、西川のロゴマークも使用していません。(旧東京西川・旧大阪西川・旧京都西川が2019年2月に経営統合)
●整圧マットレス
シングルサイズ (100,000円+税)より
ムアツふとんの後継機種として2002年に発売され、今年で18年目になりました。ムアツふとんとの大きな違いは、ウレタンの形状にあります。ムアツふとんより凹凸の間隔を狭くし本体の上面、下面にそれぞれ深いスリットを作ることにより、ムアツふとんに比べより一層体圧分散効果と寝心地が向上しました。今では西川の健康寝具で主力商品となり、より耐久性が高いカーボーンタイプは西川チェーン専門店のみの取り扱いで飯田下伊那では当店のみで販売しています。
●コンディショニングマットレス・エアー
シングルサイズ 40,000円+税より
2009年に発売された西川最新の「体圧分散型」の健康マットレスです。 ムアツふとんとの違いは、凹凸部分の形状と、特性の違う素材を挟み何層にも重ねることで体圧を支え寝心地を向上させています。整圧ふとんと比較した場合にはエアーシリーズのグレードにより優劣があります。価格面ではファーストモデル(01)は40,000円+税、上位機種になるほど価格は上がります。大勢のトップアスリートなども使用して評判が良いことから爆発的にヒット中で、最位機種の「SX」 や姉妹品の「モバイルマット」「ストレッチマット」などもラインナップされています。西川チェーン専門店のみの取り扱いで飯田下伊那では当店のみの販売です。
◎エアーとムアツはどっちが良いの?とお客様より聞かれます。
エアーのバリエーションは、01、03、SI、SX の4種類ですが、ムアツふとんもバリエーションは多いので一概に比較はできません。
参考までとして私個人の感想としては、ムアツふとん(2フォーム)と、エアー01で比較した場合「エアー」に軍配があがりますす。
価格では差がありませんが、機能面では後発のエアー01の方が形状的にも進歩した感があります。
凹凸形状のマットレスの場合に「特徴の凹凸が気になる」というご意見もお客様より伺っており、凹凸のピッチを比較するとエアーの方が凹凸の頂点と頂点の間隔が少し狭くなっています。そのためカラダを支える点の数が多くなり、1点にかかる荷重が減るので、凹凸がより気にならなくなる構造になっています。クッション性や寝返り易さはどちらも独自の多層構造を採用しているので差は無いと思いますし、それぞれに良い点もあるため断言はできません。
(※現在ムアツふとんは西川㈱では取り扱いが無いため当店でも販売しておりません。)
最後に
西川㈱の「エアー」、昭和西川㈱の「ムアツふとん」は十数年前にたもとを分かち別の道を歩むことになった二社・二製品ですが、それ以前は「西川グループ」として約40年に渡りムアツふとんの製品開発を積み重ねた経緯があります。今後はそれぞれ更に改良を加え良い製品を供給していただきたいと思います。
また、類似製品として各社から様々な凹凸形状のマットレスが販売されていますが、形が似ているからといって安価な製品を購入した場合、使用されている原材料やウレタンの発泡率など、エアーやムアツの様な長年に渡るノウハウの蓄積が無い製品も出回っています。購入してから「こんなもんかなぁ特に寝心地が良いってわけではないみたい」といったことにならないよう注意が必要です。
参考になったでしょぅか。