寝具とまくらの専門店 もりたけ
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羽毛ふとんの価格が急上昇です!!

     2019/05/13   スタッフブログ      admin@moritake

まだ暑い日もありますが夏も終わり秋の気配がちらほらと・・。
となると日に日に寒い冬に向かい、ふとん屋もシーズン到来で頑張るぞー!! と、言いたいところなんですが・・・

羽毛ふとんの価格がかなり高騰してます・・・

メーカーさんからは「今年後半は原毛(羽毛)の輸入価格がグーンと上昇し、かなり羽毛ふとん値上がりしますよ」とは言われてました。秋冬の仕入れ価格をみると、ホントに急上昇してます。
 例・・今まで販売価格29,800円→今後39,800円~45,800円
 なんと1.3~1.5倍!!

原因を調べると複合的で
①円安・・・・・これだけみればさほどの値上がりはしないはず。
②中国羽毛の高騰・・・中国で春先に起きたSARS問題で、中国が輸出を制限している・・そろそろ解除?しかし・・もう一要因あり、中国では小金持ちが急増し(大金持ちも)大量消費国になったため庶民レベルまで羽毛ふとんが普及しだしたので国内需要が膨張し内需優先。
※日本の原羽毛の輸入量のうち約50%は中国産です。
④北米・ヨーロッパでの減産・・・各国の生産量が中国1国と比較すると圧倒的に少ない上に、食用グースの生産が年々減少しています。
食用??  はい、ガチョウの羽毛はフォアグラや食肉として飼育している副産物で採れる物が多くを占めています(羽毛専用のガチョウもいます)。とくにフォアグラ離れが進んでいるのは皆さんもテレビで見たことあると思いますが、ガチョウの口に無理矢理給餌のホースを突っ込む映像・・あれが動物虐待だと騒がれたためと、鶏の方が美味くて安い食材として消費が移行しているとか・・・従って高級羽毛ほど値上がりが激しい。

となると、羽毛輸入国世界一位の日本に入ってくる羽毛は・・・当然ながら減り、更に投機筋が追い打ちを掛けるように幾分かの操作を仕掛けているとかいないとか・・・で価格が更に高騰。

さて、こうなると小売店も大変ですがメーカーさんも大変です。
メーカーさんの価格設定において、”裏値上げ”が実際始まってます。”裏値上げ”とは価格は変えず、品質を落とすことを指します。いままでダウン93%のものを90%に、側生地が綿100%をポリエステル混紡に・・・などです。ですから今後は店頭に並ぶ羽毛ふとんでもスペックが劣るのに売価が同等か高い商品が並ぶ可能性もあります。当店だけのことではなく、お近くのふとん屋でも同じ状況になります。

★しかしお客様には朗報です
当店としては、値上がり前の7月までにリーズナブルな価格帯の羽毛ふとんを約100枚ほど仕入れてありますv(^^)v
ですから当面は価格据え置きの羽毛ふとんの在庫がありますよ。ただお早めにお求めいただかないと売り切れちゃいますからね。(^^)

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