枕が合わない・・・・。
というお悩みの40代女性のAさん。今までに健康まくらを何回買い替えたことやら・・といってご来店されました。
○まずカウンセリングをしました。
・枕が合わなくて首が痛い。肩こりの原因もそのせいかも。
・枕が無くても寝ることは出来るがやはり首が辛い。
・健康まくらの”低”を使っても高い気がする。
○次に計測
1.仰向け寝の首の高さ3cm。後頭部は1cm。
2.肩幅と顔幅のバランスは、肩幅があって小顔タイプ。
○概略判定
標準的な”低”の枕では絶対に合わない。
・・・枕の高さは一般的に、低・中・高、とありますが、あくまでも統計的な数値を元に作られています。
“低”の標準は、首で4~5cm、後頭部で2tから3cmですから、Aさんの場合は市販枕の”低”ではそもそも後頭部が高くなってしまうので後頭部があごを引いた形の寝姿勢になり首の後ろ側が伸びてしっくりしません。
横向き寝の場合、必要な高さは概ね”(肩幅-顔幅)÷2”となります。
Aさんの場合、仰向き寝とは逆に標準よりかなり高めに調整しないと頭のてっぺんが下がってしまいます。
◎ご相談の結果、完全オーダー枕をご購入いただきました。
制作段階で一般的と大きく違うことは、後頭部は詰め物を全て抜き取り高さを0cmにしました。
と言うのも、当店の完全オーダー枕は、上下2段の構造になっていて、高さを合わせるのは下段のベースユニット。柔らかめ、硬めを好みに合わせるのがトップユニットとなっています。
Aさんの場合、トップユニットは当たりの柔らかい低反発パッド(約2cm)なので、ベースユニットの高さを0cmにして丁度よくなります。
実はAさんのような方は細身の女性に多いんです。
Aさんも驚いていましたが、高さ調整は0.5cm単位で行います。この0.5cmの違いでフィット感がまるで変わってくるんです。
仰向け寝の場合、首部、後頭部、頭頂部、と3ヶ所それぞれ0.5cm単位で合わせていきます。
テレビ等で”タオルを畳んで枕に入れ高さ合わせをしてピッタリ枕が出来上がり!”みたいなのをご覧になった方も多いと思いますが、首から頭にかけての形が、統計的に標準に近い方であれば、タオルで調整も可能ですが、標準から外れている方はほぼ無理なんです。
Aさんも出来上がった枕を見てびっくりしてました。それもそうです。枕の中心分の縦方向(首から後頭部にかけて)はぺったんこ。(標準的な低め枕より更に低い)。逆に枕の両サイドはものすごく高く盛り上がっている。(高めタイプの標準の高さより更に高くなりました)。
Aさんも生まれて初めてしっくりどこにも違和感のない枕に出会えて感動してました。
ピッタリフィットの枕は、首から後頭部にかけてピタリとカラダに接していて、しかもどこにも負担、片寄りを感じないモノなんです。
枕でお悩みの方はぜひご相談下さい(^^)/