すっかり暖かくなり、飯田の桜も葉桜に変わりました(^^)
そろそろ日によっては掛け布団も衣替えのシーズンです。
夜の気温が15℃を超える頃になると薄い掛け布団に替える一つの目安になりますが、この時期にお勧めなのが「真綿ふとん」です。
真綿というと”綿100%”と思われている方がけっこういらっしゃいますが、真綿は”綿”ではありません。
蚕の繭を原料とする動物性繊維です。品質表示から言えば”絹”あるいは”シルク”です。
蚕の繭を茹でて拡げたものが真綿。
茹でた繭から紡いだものが絹糸。
絹糸を紡織したものが、衣類・着物や布団の生地等に使われます。
ご年配の方がご来店されて真綿ふとんのお話しをすると「真綿ふとんは昔は家にあって使ってました」なんてたまに言われます。
これは飯田地方がかつては養蚕農家が多く盛んだったことに由来します。
養蚕農家では売り物にならない繭は大切に自家用として布団わたにして使っていましたから、ある意味地域限定の感想です。
さてさて、当店のホームページに真綿ふとんの製造方法を紹介していますが、この職人技が凄いんです。
とても我々には真似できません。 そして一枚一枚丹精込めた真綿ふとんに仕上がります。
真綿ふとんの特徴は何といってもしなやかさ軽さ。そして羽毛に匹敵する保温力です。
そして繊維が持つ水分量が人間の皮膚に近く、お肌をみずみずしく保タンパク質がで出来ているのでとても肌に馴染みます。
そして特筆すべきは“熱伝導率”の高さです。 具体的には、触れた瞬間に体温が移動しますから、お布団にはいると直ぐに暖まると言うわけです。
当店でもここ10年ほど真綿の販売が好調です。
お客様に喜ばれる理由の中で一番多い感想が「一年を通して使える」ということです。
春から秋は1枚で。冬場は羽毛ふとんと併用もできます。これほどの快適な掛け布団は真綿をおいて他にはなくお勧めの寝具です。
当店ではお客様に自由に試し寝をしていただけるようにしておりますので、ぜひ真綿ふとんの気持ちよさを体感しに来てくださいね(^^)/