エアー・ポータブルの括りに”日本人はやっぱり「フトン」ですね”から、ふとん豆知識を一つ
実は、アメリカでも「ふとん」はあります。品名は勿論「FUTON」
Googleやe-bayで検索すればすぐヒットします。イメージ的にはいわゆるソファーベッドです。
背もたれ部分を倒せばベッドになるタイプのものや、ウレタン製で拡げればマット、畳めばソファー的な物も総称して「FUTON」と言います。※”掛けふとん”はFUTONとは言いません。
戦前にアメリカ西海岸に移民した日本人が、スプリングマットが体に合わず、自分たちで敷布団を仕立て使用しているのを見たアメリカ人が、ソファーベッドのフレームに敷布団を乗せて使い出したことが始まりだそうです。当時のモノは敷布団と言うより、学校の体育館で使う運動用の白いマットに似ているらしく、1970年代頃からバリエーションが増え今に至っているそうです。
定義としては「マットレスが背の低い木製のフレームに乗っていて,ベッドとして使える,あるいは折って腰掛けられる家具」、「日本で使われる,床に広げて寝具として用いられる縫製されたマットレス。 そのようなマットレスとともに使う,背の低い木製のソファーベッドの一種」とのこと。
ただ、ソファーのことは一般的に「COUCH(カウチ)」と呼ぶことが多く、COUCHとFUTONは日常用語としては使い分けられているようです。
※ことば研究館 平山真奈美氏の記事より引用