【西川のAiR、整圧マットレス】と【昭和西川のムアツ、スリープスパ】の違いをよく尋ねられます。
何が違うの?
答えは簡単、製造メーカーが違います。
一般的にはあまり認識されていませんが、西川株式会社と昭和西川株式会社はそれぞれ独立した法人です。
単刀直入に言うと、寝具メーカーとして競合企業になります。
昭和西川㈱は、元々西川産業㈱(通称東京西川)の寝具製造部門の一部を独立させる形で設立しムアツふとん製造等を担っていたようです。
※大阪西川、京都西川は戦前に東京西川から分社化しているようです。
寝具メーカー”西川”と聞くと「一つの会社」と思われる方も多いと思いますが、かつては東京西川を頂点として、西川リビング(大阪西川)や京都西川、昭和西川など関連企業で「西川グループ」を形成しておりましたが、それぞれが独立した法人で商品企画や販売網も異なるライバル企業でした。
そして諸事情を踏まえ2019年に宗家である東京西川が西川リビング、京都西川を経営統合する形で吸収し西川㈱として組織変更したので現在は“一つの西川”となっています。※西川リビング、京都西川は法人としては消滅しています。
一方で昭和西川は東京西川との関係に変化が生じ、西川統合後も西川グループに属さないため、グループ共通の牡丹マークも使用せずオリジナルロゴに変更しています。
ネットで「西川のふとん」と検索するとどちらのホームページもヒットするので消費者側からすると分かりずらく混同してしまいます。
さて、製品に関しては、西川が研究開発した「ムアツふとん」が1951年に発売されました。この時点で西川は販売元で昭和西川が製造元、という立ち位置だったようです。
話を現代に戻し、西川のAiRシリーズ・整圧マットレスシリーズ、そして昭和西川のスリープスパは、どちらもムアツふとんから派生・進化したマットレスと言うことに間違いはなく、凹凸形状のウレタンで体圧分散効果に優れたマットレスと言う点で共通しています。
では、どちらのマットレスが良いの?という問いになろうかと思いますが、それぞれの製品が独自に進化を遂げてきた経緯もあり、またバリエーションもあるので一概に判断はできません。
寝心地や機能など実際に感じていただけるよう店内で寝比べをしていただき、お客様の好みに合うマットをお選びいただくのがベストかと思います。
高額品なのでネットでポチッと気軽に押せない商品ですから当店では寝比べをおすすめしています。
また、日本睡眠科学研究所で専門知識を研修し、認定テストに合格したスタッフがお客様に合った寝具をご提案しておりますので、寝具のことならお気軽にご相談ください。
もりたけ在籍スタッフの日本睡眠科学研究所認定資格
・スリープマスター・スリープアドバイザー・ピローアドバイザー・羽毛診断士