寝具とまくらの専門店 もりたけ
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お客様から”ムートンシーツ”についてお問い合せがありました。

     2019/06/29   スタッフブログ      moritake staff

今回は意外と知らない寝具としてのムートンについての情報です。

ムートンというと、ムートンシーツの他に、ラグやソファーに使う、シートクッションなどのイメージがあります。感触としては”柔らかくて暖かいというイメージがあると思います。

実は寝具に使うムートンシーツには2種類あることをご存じでしょうか?
1.”毛は柔らかくて暖かい”ムートンシーツ。
2.”毛は硬めで暖かく体圧分散効果で健康的に眠ることができる”ムートンシーツ。

1と2では羊の種類やムートンを採取する部位が違うんです。
多くのムートン製品は”メリノ種”という羊の品種を使います。そのメリノ種も目的にあったムートンを採取するために常に品種改良されています。

1のムートンは一般的なメリノを使用しますから、柔らかさと暖かさを目的としています。
生後半年未満のラム(子羊)ほど柔らかくて気持ちいい感触だそうです。
2のムートンは一部では”メディカルムートン”とも呼ばれていて、メリノ種を改良した希少種から毛に”コシ”のあるムートンを採取して作ります。そのためにコストもかかり製品価格も高くなります。
東京西川では羊の品種改良から独自開発し「シープトン」という商品名で製造販売し、当店でも取り扱っております。

東京西川のムートンシーツ「シープトン」は2のメディカルムートンに分類されます。
ではシープトン(メディカルムートン)とはナニ?ということになります。

突然ですが、ここで毛の本数について説明します。
一般的なメリノ種の場合、1インチ㎡(1インチ=2.54cm)当たり1,500~3,000本と言われていますが、シープトンの場合6,000本~8,000本と言われています。そして”コシ”を生み出す理由が、天然スプリングと言われる毛の特性と毛の密生度の高さです。

ここで東京西川の健康マット”エアーシリーズ”や”整圧敷きふとん”を引き合いに出しますが、西川の健康マットのプロダトコンセプトは”就寝中のカラダを無数の点で支えることで体圧を分散し理想的な寝姿勢を追求する”ことです。点の数が多いほどムラ無く体圧分散する効果が高まります。
具体的には、エアー01は約1,200の点(突起)で体圧分散するのに対してシープトンでは「毛の一本一本の先端」なので6,000以上の点で体圧を分散することになります。ですからシープトンは究極の体圧分散敷きふとんといえます。

シープトンの特徴を文章で表すと「シープトンの上に正座した時、接するスネの部分に手のひらを差し込むと、僅かな抵抗でスネの下にスルッと入ってしまう」
と言うことです。一部分に体圧が集中せず、手のひら分の面積を、つま先から膝までの他の部分にある毛先が効率良く体重を分散して支えているためと言えます。
オーバーな言い方ですが、カラダの接地面のどこにも負担感を感じにくく、宙に浮いたような状態に近くなります。

この特徴を生かして、オーストラリアやニュージーランドの病院のベッドでは、床ずれ防止や入院中の快適な睡眠のためにメディカルムートンを使用するのはごく普通だそうです。

難しい話になってしまいましたが何となくご理解いただければ幸いです。

究極の敷きふとん”シープトン” 究極の寝心地が気になりましたらぜひ一度ご来店下さい! 常時試し寝が出来ますよ!!

PS: ムートンシーツにも価格が幅広く違いがあります。これには理由があるので紹介します。

高品質
・採取する部位が背中のみ(地面に当たらないので毛が痛んでいない)を使用する。
・希少種を使用する

一般的な品質
・背中以外の部位から採取している。

安価な製品
・上記部位から残った端材を使用している。

※他にも理由はあり、あくまでもざっくりの区分けです

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