通販などでもお布団専用の掃除機が人気ですよね。ここ10年ほどの間に休息に普及しました。お布団を傷めずホコリやダニアレルギーの危険性低下させるのに一定の効果がありますから、ウチはお布団のお手入れはバッチリ!と思ってる方。いらっしゃいませんか?
でも、落とし穴もあるので注意してくださいね。
まず、掃除機掛けとは、日常的なお手入れの天日干しで”ふとんたたき”でバシバシ叩いている光景を目にしますが、この工程を掃除機に置き換えてるわけです。
布団たたきで叩くとお布団はどうなるかというと、中の素材を傷め機能を低下させ、更にお布団の寿命を短くしまうんです。
綿ふとんは叩いても叩いてもホコリが止むことはありませんよね。なぜかというと、お布団が吸い込んだホコリやダニの死骸などのチリの他に、綿繊維が壊れ出てしまっているんです。また羽毛ふとんは、側生地の織りが細かく表面に付いたホコリを除けば根本的にホコリなどのチリを吸い込まないし、中のチリも外に出ません。叩くことでダウンボールを粉々に壊してしまいボリュームを損なう、保温力を低下させる、というデメリットとしかありません。※1
従って日常的なメンテナンスとして掃除機掛けが有効なんです。
当店でも今の季節は”超強力掃除機”を使ってお得意様に掃除機掛けクリーニングを無料サービスで実施しております。
しかし専門機関の調査では、羽毛ふとんを除くお布団で、一般的な掃除機の吸引力で除去できるホコリ・チリは全体の5%という実証結果もあるようですから、掃除機掛けをしたから安心、という訳では無いようです。
ではどうしたらよいか?というと、やはり”お布団の丸洗い(水洗い)”が最もベストなお手入れ方法となります。
お布団が吸い込んだホコリ・チリ、劣化して壊れた繊維等を99%除去できると言われています。それに加え繊維の奥まで染みこんだ汗や皮脂汚れの洗浄、殺菌・除菌もしてくれますから安心してお使いいただけます。
頻繁に丸洗いをするのはお金もかかりますから、お布団屋さんのアドバイスとしては、日常的にはお布団の天日干し+掃除機掛け。3年に一度は丸洗いをオススメします。
参考にして下さいね!
(※1、ダウンが外に出てしまう状態は、側生地に穴が開いているか、縫製部分の圧力が経年により弱っているので側交換がや買い替えのサインです)