寝具とまくらの専門店 もりたけ
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ベッドマットレスと腰痛の関係!

     2022/11/06   お布団豆知識, スタッフブログ      admin@moritake

盆が過ぎたとは言えホントに8月?的な気温で長袖の服を着たいのは私だけでしょうか?
もりたけです。

さて、一昨日の午前、とあるお客様から電話で「父と母がベッドのスプリングマットレスがヘタってて、腰痛もあるし買い替えようと思ってるので、様子を見に行ってもらえませんか? 入替たマットの処分もお願いします」
と言うことで、昨日早速お伺いすると、見た目にも腰の部分がかなりヘタってしまっていました。そしてマットレスの下に座布団やバスタオルを押し込んで使われていました。
その後あれこれ経緯はありますが、昨日の午後ご来店いただき、当店イチオシ東京西川の整圧マットレスを試し寝をされてご購入となりまして、今日の午前中にお届けに伺ったところ、お客様曰く「買うなんて言ってないし、他の敷きふとんもまだ見たいし、こんな高いモノとてもじゃないけど買えない」
と言われてしまい・・・へこみましたホントに・・・。

まるで当店が押し売りしたかのような言われようで、何とも切ない気持ちになってしまいました。
私も腰痛持ち(完治はできない)なので腰痛のことは人一倍分かりますから価格の面でご納得いただけなかったことはセールストークが未熟だったと反省しています。
しかし何よりも残念なことは、このお客様はまだしばらく腰痛に悩まされてしまうんだなぁということです。

誰でもモノを買うときに安いにこしたことはありません。それはよく分かります。でも腰痛持ちの方が安易に通販などで「腰痛に効く(※個人の感想です)」などの宣伝文句に乗せられ安価な健康マットレスを買って失敗した・・・と言われるケースも多く、当店にご来店されて我々プロがオススメする健康マットレスにお買換えいただき、「ホントに良かった!腰痛が楽になった!!」と何人もの方に言われています。

さて気を取り直して本題です。
今回のお客様のように、ベッドマットレスの耐用年数や劣化の見極めを知らない・または間違ってるという方はけっこういらっしゃいます。またそれにより腰痛が起きる、または腰痛が良くならない、痛みが緩和されない、に繋がりますから、ベッドマットレスの使用方法とお買換え時期のポイントをお伝えしますね!

1.ベッドマットレスの上に敷きふとんを敷いて使う→NG あまりお勧めできません
マットレス単体で快適な寝心地を得られるように作られていますから、敷きふとんを敷いたらマットレス本体の機能はある程度損なわれます。更に腰痛持ちの方の場合、ヘタッたマットレスと敷きふとんの弾力性が相まって寝心地がより悪くなり腰痛が悪化しかねないので要注意です!
ベッドの上には薄いベッドパットを使うのが一般的です。ベッドパッドはマットレスが直接汗に触れないようにする目的や、季節に応じて保温力を高めたり通気性を良くしたりなどの機能がありますから目的に合わせて数種類用意しましょう。

2.ベッドマットレス例のお買換えは10年から12年を目途にしましょう。「このベッドは高かったのよ」と言って買い替えない方→NG
ベッド本体はキシミが出てなければ問題ありません。しかしマットレスは毎日体重を支える消耗品ですから10年を目途にへたり具合を確認し、最長でも15年経過したら買い替えることをお勧めします。マットレスの両端(体重がかからない部分)と腰の部分を手で押し比べて、明らかに硬さに違いがあれば買い替え時期を過ぎています。腰の部分のヘタリは寝心地が悪くなるどころか、健康な方ですら腰痛になる場合もあるので要注意!ヘタッった部分の下にモノを詰め込んで・・・という方もいますが、何の改善策にもなりません。
寝心地が悪く感じた時は、私のような専門知識を持った者、あるいはベッドを購入されたお店の方に見ていただくことをお勧めします。

3.ベッドマットレスは向きが決まっているので向きを変えてはいけない→NG
マットレスは経年劣化で腰の部分から先にヘタッてきます。これをなるべく軽減するためにはマットレスをローテーションすることが大切です。春夏秋冬で1年4回のローテーションがベストです。
1度目は180度回転、次は表裏を返す、次は180度回転。これで年4回のローテーションができます。
表・裏で夏面・冬面とあるマットレス(表・裏で構造が違う)は秋冬は冬面、春夏は夏面で180度回転させてください。
ベッドのマットレスも多種多様あります。寝具店、家具店に相談してください。もちろん当店でも大丈夫です!

最後に、前出のお客様は昨日は「腰痛が気になって安眠できない・・」と言われていましたが今日は「通院しているから腰痛もだいぶ良くなってきた」と言われました。購入をキャンセルするための方便だと言うことは分かります。問題なのは、あそこまでヘタッたスプリングマットレスに寝ている限り、いくら通院しても腰痛は緩和されないんです。
敷き寝具はそれだけ重要ですから、今は腰痛がない方でもその時が来たら私の話を思い出してくださいね。

と言うことで、ベッドのマットレスと腰痛についてでした!

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